2005年 10月 15日
心打つ字 |
あなたはどんな字を書きますか?
私は、綺麗ともきたないともいえない
何とも味のない字を書きます。
私が好きだな、と思う字は
花森安治(「暮らしの手帖」を創った人)と
佐野繁次郎(芸術家。多くの装丁を残す。
以下の写真は彼の手によるもの)
ふたりとも「今にも動き出しそうな勢いのある字」
を書きます。
今日、上野の国立博物館へ行きました。
常設展を見ていると、ある一枚の屏風に釘付けになりました。
荻生徂徠の「天狗説屏風」。儒者である氏の字。
はじめて見ました。
私好みの字。大きな屏風に書かれた一文字一文字が
こっちへ向かっているような生命力のある字でした。
独身の頃、字がとても綺麗なボーイフレンドがいました。
今まで、綺麗な字を書く女性に出会ったことはあっても
男性にはなかなかいませんでした。
はじめて、旅先からハガキをもらったとき、
嬉しさよりも字の綺麗さに驚いてしまいました。
惚れ直す、というのはこのことだとも思いました。
それから…。
悪いことに、流れるような美しい字で記されていた彼の日記から
私たちの別れは生じました。
なんとも皮肉です。
字はその人を表す、といいます。
整っている綺麗だけな字ではなく、
味のある私らしい生きている字を書きたい。
そう強く思うのです。
購入店/上野 東京国立博物館
入場料/招待券だったので無料でした。
私は、綺麗ともきたないともいえない
何とも味のない字を書きます。
私が好きだな、と思う字は
花森安治(「暮らしの手帖」を創った人)と
佐野繁次郎(芸術家。多くの装丁を残す。
以下の写真は彼の手によるもの)
ふたりとも「今にも動き出しそうな勢いのある字」
を書きます。
今日、上野の国立博物館へ行きました。
常設展を見ていると、ある一枚の屏風に釘付けになりました。
荻生徂徠の「天狗説屏風」。儒者である氏の字。
はじめて見ました。
私好みの字。大きな屏風に書かれた一文字一文字が
こっちへ向かっているような生命力のある字でした。
独身の頃、字がとても綺麗なボーイフレンドがいました。
今まで、綺麗な字を書く女性に出会ったことはあっても
男性にはなかなかいませんでした。
はじめて、旅先からハガキをもらったとき、
嬉しさよりも字の綺麗さに驚いてしまいました。
惚れ直す、というのはこのことだとも思いました。
それから…。
悪いことに、流れるような美しい字で記されていた彼の日記から
私たちの別れは生じました。
なんとも皮肉です。
字はその人を表す、といいます。
整っている綺麗だけな字ではなく、
味のある私らしい生きている字を書きたい。
そう強く思うのです。
購入店/上野 東京国立博物館
入場料/招待券だったので無料でした。
by kero-kerocco
| 2005-10-15 20:19
| 本、音楽、アート