2005年 12月 07日
「Presents」でせつなさを知る |
今読んでいるものは角田光代の新刊「Presents」。
私たちは膨大なプレゼントを受け取りながら年老いていくんだ…
さまざまな境遇の人々が登場する小説集です。
タイトル、作家、そして、装丁(プレゼントにような包装になっている)
松尾たいこさんの絵。
すべてが美しく調和している本です。
ハードカバーは、ほとんど図書館で借りている私ですが
この美しい本を自分の家の書棚にどうしても加えたくなり
一目ぼれで購入しました。
最近、本を読んでいて「じわっ」とココロに響くことがあります。
泣けてくるのです。昔は違いました。
悲しい、つらい、悔しい・・・という感情で「ガーっ」と泣けてくることは
ありましたが、それとは違います。
「せつない」
そう、せつないのです。
物語のなかで、人が死ぬわけでもなく、失恋するわけでもないのに
なぜかココロに響く。それも小さな音で。
hanaeの「小学生日記」も、川上弘美の「センセイの鞄」も、
角田光代の「この本が、世界に存在することに」も。
どれもこの「せつない」感情が湧くのです。
せつない涙は悲しみの涙とは違い、
ココロが洗われるようです。
今は、「せつない」本ばかりを探している私です。
購入店/近所の書店
価格/1400円
私たちは膨大なプレゼントを受け取りながら年老いていくんだ…
さまざまな境遇の人々が登場する小説集です。
タイトル、作家、そして、装丁(プレゼントにような包装になっている)
松尾たいこさんの絵。
すべてが美しく調和している本です。
ハードカバーは、ほとんど図書館で借りている私ですが
この美しい本を自分の家の書棚にどうしても加えたくなり
一目ぼれで購入しました。
最近、本を読んでいて「じわっ」とココロに響くことがあります。
泣けてくるのです。昔は違いました。
悲しい、つらい、悔しい・・・という感情で「ガーっ」と泣けてくることは
ありましたが、それとは違います。
「せつない」
そう、せつないのです。
物語のなかで、人が死ぬわけでもなく、失恋するわけでもないのに
なぜかココロに響く。それも小さな音で。
hanaeの「小学生日記」も、川上弘美の「センセイの鞄」も、
角田光代の「この本が、世界に存在することに」も。
どれもこの「せつない」感情が湧くのです。
せつない涙は悲しみの涙とは違い、
ココロが洗われるようです。
今は、「せつない」本ばかりを探している私です。
購入店/近所の書店
価格/1400円
by kero-kerocco
| 2005-12-07 22:18
| 本、音楽、アート