2006年 06月 07日
素敵なバーにて本物の鷹に会う |
先週末、素敵なところへ出かけた。
だんなさんの知り合いの紹介である。
ある住宅地のあるバー。
店内の雰囲気も素敵で大きく長いカウンターがある。
お酒の瓶が壁面を埋め尽くし、スマートな男性のバーテンダーが
サーブしてくれる。
お酒はもちろん、料理も本格的で
そこらへんのフレンチには負けない味を堪能した。
一緒に食事をした方は女医さん。
だんなさんはお医者さまに慣れているが私は全くのド素人。
手術についてとか、病院の仕組みについてとか、
まったくアホな質問をしてしまった。
さて、私と同年代の彼女に「何故医者になったのか」と質問してみた。
すると、「たくさんある職業のなかのひとつ。特別だとは思っていない。
ただ、手に職をつけたい、とは考えていた。
その選択肢のひとつだっただけ」とさらりと答えた。
よく、肩書きや自分の仕事をこれ見よがしにアピールする人がある。
自分のことを「プロ」だと公言する人もいる。
(中にはプロ中のプロといってしまう人もいるけれど)
それは他人が認めるか認めないかであり、
自らの身体と言葉で表現するのは、決して格好のよいものだとは思えない。
医者に限らず、とてもとても有能な女性に共通していえるのは
多くを語らないことだ。
人づてに「大きなプロジェクトで今アメリカにいる」とか
「実はパソコンに関して素晴らしくスキルが高い」とかを聞くと
驚きと同時に感心してしまう。
普段はそんなふうには全く見えないからだ。
「医者に見られるのは嫌だ」
私の知る有能なドクターはこんな風に語る。
能ある鷹は爪を隠す。
そんな言葉を思った夜だった。
*バーは田園都市線のある駅から徒歩3分にあります。
だんなさんの知り合いの紹介である。
ある住宅地のあるバー。
店内の雰囲気も素敵で大きく長いカウンターがある。
お酒の瓶が壁面を埋め尽くし、スマートな男性のバーテンダーが
サーブしてくれる。
お酒はもちろん、料理も本格的で
そこらへんのフレンチには負けない味を堪能した。
一緒に食事をした方は女医さん。
だんなさんはお医者さまに慣れているが私は全くのド素人。
手術についてとか、病院の仕組みについてとか、
まったくアホな質問をしてしまった。
さて、私と同年代の彼女に「何故医者になったのか」と質問してみた。
すると、「たくさんある職業のなかのひとつ。特別だとは思っていない。
ただ、手に職をつけたい、とは考えていた。
その選択肢のひとつだっただけ」とさらりと答えた。
よく、肩書きや自分の仕事をこれ見よがしにアピールする人がある。
自分のことを「プロ」だと公言する人もいる。
(中にはプロ中のプロといってしまう人もいるけれど)
それは他人が認めるか認めないかであり、
自らの身体と言葉で表現するのは、決して格好のよいものだとは思えない。
医者に限らず、とてもとても有能な女性に共通していえるのは
多くを語らないことだ。
人づてに「大きなプロジェクトで今アメリカにいる」とか
「実はパソコンに関して素晴らしくスキルが高い」とかを聞くと
驚きと同時に感心してしまう。
普段はそんなふうには全く見えないからだ。
「医者に見られるのは嫌だ」
私の知る有能なドクターはこんな風に語る。
能ある鷹は爪を隠す。
そんな言葉を思った夜だった。
*バーは田園都市線のある駅から徒歩3分にあります。
by kero-kerocco
| 2006-06-07 22:51
| 美味しいもの