2006年 07月 15日
夏の着物でひんやり、はんなり。 |
新宿の文化学園服飾博物館に行ってきました。
今、ここでは「夏の着物展」を開催しています。
江戸時代から昭和時代の夏の着物が紹介されています。
高温多湿な気候である日本において、絹地の「単衣」や麻地の「帷子」、
木綿地の「浴衣」と通気性、肌触りのよい生地が選ばれ、
文様も流水や波、水辺の風景などが多く用いられています。
また、涼しい季節を先取りするということで
秋草なども好まれて描かれていたそうです。
江戸時代のものになると階級によって、用いる手法(友禅か刺繍か)や
模様などが大きく違っていたこともよくわかります。
そして、私が目を奪われたのが「三井家」の着物。
商家であった三井家は、江戸時代の階級では下なのですが、
それはそれは美しい色合い、今の職人では描けないしっかりとした手描き友禅
のものが多く残っていました。
微妙な色彩、しっかりとした絵、そして、上品。
一日に何度も着替えたという
(ヨーロッパの貴族以上に着替えたとも言われています)
着物の生活。
日本の美意識がしっかり表現されているものですね。
着物を見ているだけで、着ていた人がどんな人か、
そして、「はんなり」という言葉が少しわかったような気がしました。
博物館を出て新宿駅まで歩きながら、
なんだか涼しい風が身体の中で吹いている、そんな心地よい時間でした。
9月22日まで開催されているので、是非行ってみてください。
文化学園服飾博物館
新宿駅より徒歩7分
入場料500円
*夏の着物はさぞかし暑かろう、と思っていましたが
博物館の方の話だと、着るまでは大変だけど
着ると風通しがよく洋服より涼しいのですよ、とのこと。
特に麻素材のものがオススメだそうです。
今、ここでは「夏の着物展」を開催しています。
江戸時代から昭和時代の夏の着物が紹介されています。
高温多湿な気候である日本において、絹地の「単衣」や麻地の「帷子」、
木綿地の「浴衣」と通気性、肌触りのよい生地が選ばれ、
文様も流水や波、水辺の風景などが多く用いられています。
また、涼しい季節を先取りするということで
秋草なども好まれて描かれていたそうです。
江戸時代のものになると階級によって、用いる手法(友禅か刺繍か)や
模様などが大きく違っていたこともよくわかります。
そして、私が目を奪われたのが「三井家」の着物。
商家であった三井家は、江戸時代の階級では下なのですが、
それはそれは美しい色合い、今の職人では描けないしっかりとした手描き友禅
のものが多く残っていました。
微妙な色彩、しっかりとした絵、そして、上品。
一日に何度も着替えたという
(ヨーロッパの貴族以上に着替えたとも言われています)
着物の生活。
日本の美意識がしっかり表現されているものですね。
着物を見ているだけで、着ていた人がどんな人か、
そして、「はんなり」という言葉が少しわかったような気がしました。
博物館を出て新宿駅まで歩きながら、
なんだか涼しい風が身体の中で吹いている、そんな心地よい時間でした。
9月22日まで開催されているので、是非行ってみてください。
文化学園服飾博物館
新宿駅より徒歩7分
入場料500円
*夏の着物はさぞかし暑かろう、と思っていましたが
博物館の方の話だと、着るまでは大変だけど
着ると風通しがよく洋服より涼しいのですよ、とのこと。
特に麻素材のものがオススメだそうです。
by kero-kerocco
| 2006-07-15 17:49
| ファッション