2008年 02月 04日
雪の降る景色。 |

雪は、街の音を、そして人の息遣いさえ遮断する。
そう感じたのは、6年前に訪れたある場所だった。
私の誕生日のすぐ後にその地を訪れた。
当時、編集の仕事をしていた私にとっては
誕生日も怒涛のように過ぎていった。
そんな姿を見かねて、
その人は日頃のめまぐるしい時間の流れから
私を連れ出してくれたのだ。
そこは一面雪だった。
シンシンと降り積もり、外への散歩もがちがち震えながら。
誕生日ケーキも、冷蔵庫などはいらず、
外に出しておけば十分だった。
先日、東京に雪が積もった。
いくつになっても雪は楽しい。
心があらわれる気がするのだ。
そんな雪の日、友人宅でスノードームを見た。
パリ万博で登場したスノードーム。
各国、各地で売られているそれは、
今ではコレクターもいるほど。
小さなその世界は、人を郷愁へと誘う。
ぐらぐらと揺らして雪を降らせてみる。
もしかしたら、
このガラスの中に人は思い出を詰め込んでいるのかもしれない。
そう思ったら、自分もひとつ手元に欲しくなった。
by kero-kerocco
| 2008-02-04 22:49
| アール・ド・ヴィーヴル

